Everyday I Have The Classic Rock

まあ酒を呑みながらロックの話でもしましょう♪

管轄外ではありますがの”マーヴィン・ゲイ”武道館公演

f:id:shibayan415599:20171212184749j:plain

先日11月23日にブログにアップした"B.B.King"に続いて「あぁ…。本当に観ておいて良かったなぁ…。」アーティスト第2弾と言う事になるのですが、実は知り合いと過去に観に行ったライブの話をしてて一番羨ましがられる。要望のまなざしで見られる。様子を知りたがられるw のが今回のテーマ"マーヴィン・ゲイ"の日本武道館公演です。

 

当時は二十歳だった…。もう38年も経つのか…。

実を言うと当時は(今も?)"MOTOWN"系は管轄外だったんですが、なんとなくマーヴィンだけは観たかったんだよなぁ。。

 

基本的に時代を遡って曲を聴く事をあまり良しとしない ( 因みにビートルズも同じ理由で殆ど聴きません。観た事も無いし、観る術もないしw) 自分にとってはマーヴィンはちょっと時代的に古過ぎるw😅 要するに自分にとって洋楽にのめり込むきっかけになったのはあくまでも60年代後半のクリームだしツェッペリンだしサンタナだし…。実はそれ以前のモノにはあんまり興味が無いw なのでこのブログにはいつまで待ってもジミヘンとかドアーズとかビートルズは出て来ませんw 何故かそのアーティストが活動してた同じ時代に自分も同じ空気を吸って(生意気にも)イメージを共有出来たってモノにしか興味がないんだよなぁ…。(でもたまに、じゃあもし自分があと10歳若かったらエリック・クラプトンジャクソン・ブラウンイーグルスも遡ってまで聴かないのかよって思う事もあります。う~ん…そしたらもしかしたら音楽には興味なかったかもしれないですね…。そんな事はないかw😆)

それにそもそも専門はロック、ブルーズだし…。曲だって"What's Going On"とか"Let's Get It On"とか"I Want You"とか"Distant Lover "とか…数曲しか知らなかったんですが、でもどうしてもマーヴィン・ゲイだけは観たかった…。

多分理由は単純にカッコ良かったから。。だったんだと思いますが、やっぱりホントにカッコ良かったw😂

What's Going On

What's Going On

  • provided courtesy of iTunes
Let's Get It On

Let's Get It On

  • provided courtesy of iTunes
I Want You

I Want You

  • provided courtesy of iTunes
Distant Lover

Distant Lover

  • provided courtesy of iTunes

 で、当日の武道館公演はと言えば案の定年齢層が高く、ロック系のコンサートでは絶対にお目にかかれない様なスパンコールのワンピースをお召しになったお姐様方や真っ白いスーツで決めた紳士等々。ファッションだけを見ても管轄が違うのは明らかでしたwおそらくリアルタイムでマーヴィンを聴いてたファンって言うのは自分より最低でも7~8歳から10歳ぐらいは上の人達だったんじゃないですかね。もしかしたら今現在は70歳ぐらいの方たちかも知れない。まあビートルズ世代と同じぐらいなんでしょうね。それに、あんなに女性ファンがキャアキャア言うライブってのも始めてでしたw やっぱり自分が好きな白人系ロックやホワイトブルーズとはかなりファン層が違いました(思った通りw)。

 

私が観たのは1979年の11月12,13日どちらかの武道館公演で、セットリストを調べてみたところ…

 

1. Got To Give It Up 

2. After The Dance

3. What's Going On / Save The Children

4. Inner City Blues (Make Me Wanna Holler)

5. A Funky Space Reincarnation

6. How Sweet It Is (To Be Loved By You) 

7. Trouble Man 

8. Ain’t That Peculiar / You're A Wonderful One / Stubborn Kind Of Fellow / Pride And Joy 

  / Little Darlin' / I Heard It Through The Grapevine 

9. Hitch Hike / You / Too Busy Thinking About My Baby 

10. Distant Lover 

 

だった様ですが、特に3曲目の"What's Going On"とラストの"Distant Lover"のキャアキャア度は凄かったw やっぱり最後まで場違いな感じは拭えなかった様な気もするけど、それにしてもカッコいいショーだったのは鮮明に記憶に残ってます♪😄

 

それと最後に、その後はマーヴィン・ゲイの大ファンになりましたw まあショーを観たからと言うのもあるんだと思いますが、1981年リリースの『In Our Lifetime』や1982年リリースの『Sexual Healing』みたいな素直に素晴らしいと思えるアルバムのお陰で♪

In Our Lifetime

In Our Lifetime

 
Midnight Love

Midnight Love

 

 どちらにしても「あぁ…。本当に観ておいて良かったなぁ…。」シリーズはもう終わりにしたいなぁ…。まだまだ結構あるにはあるんですが...。同年の4月に観たボブ・マーリー渋谷公会堂公演とか、あれやこれや…。まあそのうちに。もし思い出したら書く事にします♪(^-^)/ 

 

あれから41年目の"Hotel California 40th. Anniversary Expanded Edition"

f:id:shibayan415599:20171201192049j:plain

こんにちは♪(^-^)/

早いものでもう師走ですね。今年も残すところもう1ヶ月かぁ…。

 

ところで早いと言えば11月24日に『Hotel California 40th. Anniversary Expanded Edition』がリリースされました。

オリジナルの『Hotel California』が発売されたのが1976年の12月8日の事だから正確に言うと41年前。私は当時17歳の高校2年生!ホントにアッと言う間の41年だったなぁ…。

で、若い人の為に当時の出来事をちょっと説明すると

 

⚫︎モントリオール五輪開催(だっけ?)。

 

⚫︎アントニオ猪木モハメド・アリの異種

格闘技戦(凄く期待してたのに全然つまらなかった)。

 

⚫︎ロッキード事件(現役総理大臣、田中角栄逮捕の衝撃)。

 

⚫︎子門真人の"およげ!たいやきくん"やダニエル・ブーンの"ビューティフルサンデー"が大流行(この"たいやきくん"の売り上げ記録ってまだ破られてないんでしょ?)

あ、皆んな大好き東急ハンズが出来たのもこの年でした♪😃

 

そして何より、今でも発刊し続ける雑誌の"POPEYE"が"平凡出版"(現在のマガジンハウス)から発刊されたのが同年の6月の事。創刊号でいきなりアメリカの西海岸カルチャーを紹介され、若者の頭が一気に「海外だアメリカだカリフォルニアだぁ!୧⍢⃝︎୨🇺🇸」って方向に向いた矢先の『Hotel California』のリリースだったわけです😄

 

もうとにかくこの年に起きた出来事の衝撃度は、自分的に、とりわけ『Hotel California』のリリースと"POPEYE"の発刊は凄かった。。

なんと言うか 日々渋谷を根城にたむろしていた不良少年の喉元に"カリフォルニア"って言うキーワードを突きつけ、更生に向かわせるパワーを持っていました。とりあえず「俺はカリフォルニアに行くんだーっ!」みたいなw

なんだか可笑しな話ですがホントに。。

とは言え、当時はまだ高校生…。

為替だって$1が300円を挟んだ200円代後半の時代。。

今ならハワイにでも行って「ナイキのスニーカー$100だから約1万円で買いましたぁ!」なんだろうけど、なんたって$100は3万円の時代ですから(しかもクレジットカードも無いし 海外持ち出しの現金も制限されてたし…。因みにトラベラーズチェックなんて知ってますか?)w なす術も無し😂

 

結局それから約4年の歳月が経過した21歳の時でした…。

初めて見る『Hotel California』のジャケ写にもなった"ビバリーヒルズホテル"を眺めつつ聴いた"Hotel California"…😭

夜中にドライブしながらLAのダウンタウン界隈に迷い込み いつホールドアップされるかとヒヤヒヤしながら聴いた"One Of These Night"…😂

PCH(Pacific Coast Highway)をLAから南へクルージングしながら「YEEHAW!!!」な気分で聴いた"New Kid In Town"や"Take It Easy"…。

やっと長年抱きつずけていたイメージと現実が結びついた瞬間でした...。

 

まあ人それぞれ色々な思い入れがあるんだと思いますが、イーグルス、特に『Hotel California』と言うのは自分にとってはそれだけ特別なアルバムであった訳です(´-`).。oO(🇺🇸)

 

さて、前置きが長くなりましたがその『Hotel California 40th. Anniversary Expanded Edition』を聴いてみました。と言うよりブログを書くにあたって何回か聴いてるウチに結構心地良くて20回ぐらいw😅

で、思ったんですがレコーディングクオリティが凄く良いですねぇ♪(๑˘◡˘๑)

既にリリースされてる『Eagles Live』は個人的にはイマイチだったのですがこのアルバムは凄く良い!

それに…いまさらながらだけど、イーグルス ってこんなに演奏が上手かったんだっけ?と思ってしまいました😅

なんかブルーズ系ばかり聴いているとスタジオ録音のオリジナル音源とライブはかなりアレンジが変わるのが当たり前なので、例えばエリック・クラプトンの"様な"ブルーズ系ミュージシャンのライブを何日か続けて観てみると、

 

初日はまあまあ😐

二日目はなんじゃ今日は😱

三日目は素晴らしい!😍👍🏼

 

みたいに出来にかなり波があるんですが、イーグルスの今回のアルバムは、過去の曲はオリジナルを崩さない様に更にブラッシュアップして! 新しい曲に関しては出来るだけオリジナルに忠実に("New Kid in Town"なんて殆どオリジナルと変わらないですからねw)丁寧に演奏してるのが凄く良く分かります♪

まあそう言うジャンルなんだと言ってしまえばそれまでですが、それにしても素晴らしい出来映えです♪


[4K] The Eagles - "Hotel California" Live At the Capital Center (1977)

 

以前何かの雑誌でグレン・フライのインタビューを読んだのですが、「ライブの前は何があっても絶対にリハーサル通りに演奏出来る様になるまで凄い時間をかけて練習するんだ」って言うのを読んだ事があります。やっぱり相当努力してるって事ですね。

 

ところでこのアルバム、何回か聴いてて解ったんですが、なんだか"Hotel California"や"New Kid In Town"ではあんまりオーディエンスが盛り上がってない(反応してないw)な~…と思ったら、要するにこれは1976年の8月8日のデンバーで"One Of These Night Tour"が終了してたった2ヶ月後の10月14日からサンディエゴで始まった"Hotel California Tour"(おそらくこの日がこのロック史に残る名盤、名曲を初披露した日だと思われます)を収めた音源で、収録回の10月20日から3日間行った"The Forum"公演ではまだアルバム『Hotel California』はあんまり(殆ど?)認知されてないんですね。と言うかそれも当たり前でアルバム発売前にそのタイトル名を冠したライブツアーを初めてしまうと言う 極めて珍しいプロモーション方法だったわけです。なので当然観客達はこのアルバムが後に世界中を席巻する様になるなんて事を知らないし、おそらく演奏してる本人達もあんなに凄い事になるとは予想もしてなかったでしょうねw😄

 

しかしこのアルバムを聴けば聴くほどホントにこの場に居なかったのが悔やまれてならないです。。

モチロン同年の2月に行われた"One Of These Night Tour"武道館公演は観てるんですが、やっぱり"Hotel California Tour"は観たかった…。と言うのは"Hotel California Tour"は日本では行われず、実際に"Hotel California"をナマで聴けたのは1979年夏の"The Long Run Tour"だったわけですから。。

 

まさか1969年の"Wood Stock"を観たかったなんて事は言わないんですが、あと5年早く生まれてれば絶対に観に行ってた自信があるなあ♪ でもだとすると今63歳か…。それもちょっとイヤだけどww😅

 

まあ昔は海外での出来事と言うと殆どが事後報告の様なもので、今みたいに来年の7月にエリック・クラプトンがロンドンのハイドパークでライブを演るよ~。なんて情報も皆無だった訳ですが、現在はちょっとツイッターでも開けばそんな情報はいくらでも溢れてるし、為替だって昔みたいに暴力的なレートではないので、情熱のある若い方々(自分はもうちょっとそこまでの情熱はありませんがw)は後で後悔せぬ様、是非歴史の目撃者になって欲しいと思います♪😄

 

 

 

 

 

やっぱりあんたが大将だった"B.B.King"!

f:id:shibayan415599:20171123112839j:plain

 私は今までに相当な数のライブ、コンサートに足を運びましたが、「あぁ…。本当に観ておいて良かったなあ…。」って言うアーティストもいるものです。。

"観ておいて"と言うんだから その後亡くなってしまったと言う事になるんですが…。

例えば10月5日にもブログに書いたジョニー・ウィンターなんかも"本当に観ておいて良かったなぁ"と思いますが、今回ブログに書く"BBキング"も本当に観ておいて良かったと強く思うアーティストの一人です。

 

"BB"は1989年のブルーズフェスにアルバート・キングと出演した時に観てたんですが、なんとなく再度もっと「小さな箱でユックリと観たい」と言う思いがあって、やっとそれから丁度10年後の1999年にブルーノート東京公演を観る機会に恵まれました。

 

と言っても"BB"の場合 他の好みのロックミュージシャン同様、新譜が出れば直ぐに飛びつく。と言うのではなく、1971年の日本公演を収録した『Live in Japan』と数枚のベスト版。ヴァン・モリソンエリック・クラプトンボニー・レイットローリングストーンズ等をフィーチャーした『Deuces Wild』と"BB"の愛器をタイトルに冠した"Lucille"を聴いていた程度で、さほど詳しく知っていた訳ではなく"BB"は自分よりもう少し先輩方の領域のギタープレイヤーだと思っていました

Deuces Wild

Deuces Wild

 
LUCILLE

LUCILLE

 

 と言うか、"Blues"そのモノに興味を持ったのもジョン・メイオールやエリック・クラプトンジョニー・ウィンター、オールマンブラザーズ等のいわゆる"ホワイトブルーズ"と呼ばれるレジェンド達の音源を聴いてたからで、"BB"にせよ"アルバート"にせよ"フレディ"にせよそこから遡って聴いた訳ですから。モチロン小学生の頃から聴いていた"Cream"の"Crossroads"が"ロバート・ジョンソン"などと言う黒人のオッサンの作った曲だなんてことはずっと後になって知った事です^^

 

そして当日のセットリストは…。確か観に行ったのが1999年の2月5日だったので…と言っても5日間殆ど変化無しだった様ですが…。

 

1.Let The Good Times Roll

2.Why I Thing The Blues
3.I'll Survive
4.Bad Case Of Love
5.Darlin' You Know I Love You
6.Paying The Cost To Be The Boss
7.The Thrill is Gone

8.Blues Boys Tune
9.(he called)B.B.King Blues
10.Instrumental Jam (medley)

     Whole Lotta Love
     When The Saints Go Marchin' In
11.Please Accept My Love
12.(medley)

     Rock Me Baby

     Shake It Up And Go

 

と言う感じで、まあ正直言って演奏された曲は半分ぐらいしか知らなかったですw でもそこがブルーズの良いところ♪ 曲名は知らなくても全然楽しめるw 永遠に聴いてられるし(^-^)v

まあ本音を言えば 演らないとは思ってましたが"BB"の曲の中で一番好きな"Lucille"は是非聴いてみたかったな…😭

 

 で、この日の"BB"は確か ホーンセクションの効いた入場曲が鳴り響く中、観客の後ろ手から歩いて入場して来ると 観客に歓声を浴びながら結構時間をかけてステージに辿り着き「もう爺さんだから座って演らせてもらうよ~」的な事を言って終始座っての演奏だったのですが、当日がたまたま"ブルーノート東京"デビューだったウチの娘(当時7歳w)を、運良く我々の脇を通ってステージに向かった"BB"が見つけると ちょっと驚いた様な(ん?なんでこんなおチビさんが来てるんだい?みたいなw)顔をして微笑み 頭を撫でて行ってくれたのをよく覚えてますv(^_^)\(^-^ )

将来娘が「私のブルーノート東京デビューは7歳の時に観た"B.B.Kingで…」的なブログでも書いてくれれば少しは驚かれるんでしょうが本人は巨大な黒人のオジサンぐらいの事しか覚えてないようですw😅 

 

ところで、いつもブログを書く際にはテーマにするアーティストのアルバムを聴きながら書く事にしています。と言うか聴きながらじゃないと書けないw なので先週は"Toto"ばかりを。先々週はエリッ…(^^;; じゃなかった"T.D.F.の『RETAIL THERAPY』ばかりを聴きながらブログを書いてましたw そして今回は主に1971年のサンケイホールでのライブを収録した『Live in  Japan』を久しぶりに聴きながら書いていたのですが 今更ながら改めて名盤だなぁ…と思ってしまいました♪ (๑˘◡˘๑)

 "BB"晩年の洗練されたブルーズとは異なり、かなりロック色の強いフレーズを多用した奏法は"なるほど"デュエインやエリック等、当時の若手ギタープレイヤーに大きな影響を与える訳ですね ♪👑

LIVE IN JAPAN

LIVE IN JAPAN

 

  最後に、冒頭に書いた「小さな箱でユックリと観たい」と言う箇所はちょっと回りくどい言い方をしてしまいましたw 要するに「ブルーズは酒を呑みながら観るもんだ」って事です♪ 個人的な見解ですが、やっぱりブルーズは"夏フェス"の様な健康的なイメージで聴くのではなく(不健康にと言うわけじゃありませんがw)、大きな会場で大人数でワイワイと観るのでもなく、小さ目な"箱"で、あまり大人数ではなく、好みのバーボンでも飲りながら観るものだと思います♪ ( ^ ^ )/🍸

 

Twitter Account:http//twitter.com/shibayanhatena by しばやん

 

★とにかく旨いバーボンはこちら!"フォアローゼス プラチナ" 43度 750ml

 ★大人のバーボンならこちら!"ノブクリーク" 50度 750ml

 ★癖が少なくて初心者にもお奨めなバーボンならこちら! "ベイゼルヘイデン" 40度 750ml

 ★二日酔いになりにくいバーボンはこちら! "I.W.ハーパー ゴールドメダル" 40度 1000ml

 

南の島の"TOTO"『Hydra Tour』の巻

f:id:shibayan415599:20171117192220j:plain

先日、11月12日の深夜に"BSTBS"で放送された"Song to Soul"と言う番組で"TOTO"の"Africa"をレコーディングした時の経緯をキーボードのデヴィッド・ペイチ、ギターのスティーヴ・ルカサー、レコーディングエンジニアのアル・シュミットが語ってたのを観て、改めて"TOTO"って言うグループも今更ながら偉大だなぁ…と思ってしまいました。

 

確かに"TOTO IV"の"Africa"も"Rosanna"も素晴らしい曲だけど、なんと言っても1978年リリースの1st.アルバムに針を落とした時の"Child's Anthem"やシェリル・リンをフィーチャーした"Georgy Porgy"や"Hold The Line"のいわゆる"作り込んだ音"は衝撃的でした。

 

当時の私はと言えばイーグルスやドゥービー、ジャクソン・ブラウン等のウェストコーストサウンドや、エリック・クラプトンジョニー・ウィンター等のホワイトブルーズ。又はオールマンブラザーズやレーナードスキナードの様な少々泥くさいサザンロックを好んで聴いていたはずなのに、"こんな"妙にゴシック調なデザインのジャケットの"AOR"だかロックだか分からないような音楽に心を奪われるとは…。って感じでした(^^;;

 

まあ後で知った事ではありますが、あのボズ・スキャッグスの"Silk Degrees"やエアプレイの1st.アルバムに深く携わっていたと聞けば頷けるんですけどね。

 

でも確かに70年代を席巻したロックブームから80年代に訪れる"AOR"ブームへの橋渡しをした事は間違いなく、その後のミュージックシーンにジャンルを問わず多大な影響を与えたのも間違いない事でしょう。

 

と、ここまでは1st.アルバムと"TOTO IV"の話ばかりでしたが、実は私の一番思い入れの強いアルバムは3rd.アルバムの"Hydra"だし曲は"99"だし。。その理由はと言えば…。

Hydra

Hydra

 

 今からもう38年近く前の1980年頃、

当時ハワイ~カリフォルニアを行き来しながらサーフィンに明け暮れていた時の事。当時のハワイは今の様にFM局の数が多数あった訳ではなく、朝起きて直ぐにチューニングを合わせるのもドライブしながら音楽を聴くのも殆どは老舗FM局の"KIKI"でした。

そこには朝から晩まで当時ハワイで大人気だったローカルバンドのカラパナやセシリオ&カポノなどのいわゆる"ハワイアンコンテンポラリー"と呼ばれるサーフミュージックやハワイアントラディショナルが流れているのですが、それ以外に大人気だったのが前年に大流行したマイケル・ジャクソンの『Off The Wall』から"Don't Stop 'Til You Get Enough"や、ビージーズの"Stayin' Alive"、フリートウッド・マックの『Task』からのシングルカットで"Sara"、そして"TOTO"の『Hydra』からのファーストシングル"99"でした。

 まあリリースされたばかりのアルバムの曲が流行ってるのは当然と言えば当然なのですが、現地の友達に聞いた所 来週"TOTO"がホノルルツアーを行うとの事!これは観るっきゃない!と思い即アラモアナショッピングセンターにあるブックストアに行きなんとかチケットをゲットする事が出来ました(当時はもちろんまだネット販売などと言うものは無く、ブックストアなどでチケットを購入するのが一般的でした。チケット代は確か$15~$20ぐらいだったと記憶していますが なんせ250円/1$の時代ですからそこそこの金額ですよね)。

 

因みにこの時ラッキーにも次週演る事になってたフリートウッド・マックの"Task Tour"のチケットもゲットする事が出来ました!実はこれはLAで観たと思ってたのですが記憶違い(理由は後で述べますがw)でした(^^;; 

 

そして当日。1980年3月18日。

ホノルルのダウンタウンにある"Neal Blaisdell Arena"で行われた、初めて海外で観たライブは日本で観るあらゆるコンサートとはノリも盛り上がり方も全く違い、もの凄いものでした(良い意味でw)。

まず会場全体が煙りで白く霞んでいてステージがよく見えない(°_°)

隣で踊りながら観ている奴からは肘で小突かれ「Hey…」と煙りの元がまわって来る。もう男も女も関係なしの回し吸いwww (^◇^;)

と、もうお解りの通り地元では"Pakalolo"(パカロロ)と呼ばれる日本では(ハワイでも一応w) 違法な煙草な訳ですが これがまた半端じゃないw 多分会場中シラフでいる観客は皆無。

 

因みにこの頃のハワイではタウンからちょっと離れれば"Head Shop"と呼ばれる"Pakalolo"自家栽培関連の"How To Home Grown"と言った書籍や、吸引用のパイプ及び水パイプ。"Pakalolo"を最後まで吸う為の"Clutch"(クラッチ)等を専門に扱う結構大規模な店舗が点在していました。あのオバマさんが"PUNAHOU High School"時代に"Pakalolo"を楽しんでいたのも丁度この頃ですね^^

 

( ´Д`)y━・~~

 

モチロン自分もシラフで入場したとは申しませんがそれにしてもやりすぎww そんな訳でライブのセットリストは勿論内容もあんまり覚えてませんが(フリートウッド・マックの"Task Tour"をLAで観た気になっていたのもこれが原因ですw)"TOTO"のメンバーがステージに現れてから終了まで正に"狂喜乱舞"!いやあ貴重な体験をさせてもらいました♪(*^_^*)

 

当然次週に観た"Task Tour"も同じ様な状況だった訳ですが、これも記憶が蘇ればそのうちブログにまとめてみようかと思ってます。あんまり自信はありませんが(^^;; 

 

最後になりますが昨日新曲"Spanish Sea"、"Alone"、"Struck By Lightning"の3曲を含むデビュー40周年記念のニューアルバム『40 Trips Around The Sun』が世界に先駆けて日本で2018年2月7日にリリースされるとアナウンスがありました。その中から新曲"Alone"が先行公開されていますのでリンクを貼っておきますね♪(๑˘◡˘๑)


Toto - Alone (Audio)

いずれにしてもデビュー40年を過ぎてもなお新境地を開拓し続ける"TOTO"からは今後も目が離せませんね^^

 

Twitter Account:http//twitter.com/shibayanhatena by しばやん

 

 

下山事件完全版―最後の証言 (祥伝社文庫 し 8-3)

下山事件完全版―最後の証言 (祥伝社文庫 し 8-3)

 

 

GEQ 大地震 (角川文庫)

GEQ 大地震 (角川文庫)

 

 

Tengu―長編推理小説 (祥伝社文庫 し 8-4)

Tengu―長編推理小説 (祥伝社文庫 し 8-4)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"Total Dysfunctional Family"by "x-sample"

f:id:shibayan415599:20171110180631j:plain

今回のブログはグチから入りますが、"Apple Music"って先方に音源が有るモノをDLする分には問題無く聴けるんですが、自分の手持ちのCDをインポートしてiCloudのミュージックライブラリにアップロードした曲は突然アクセス不可能になったり違う曲、例えばライブバージョンの曲が"Apple Music"のライブラリにあるスタジオ録音バージョンに勝手に入れ替わったりします…。かと言って自分の好みの音源がなんでも存在する訳じゃなし…。("Apple Music"と言うシステムが出来る前に"iPhone"にインポートしていた約500枚の手持ちのCD音源の内約450枚は"Apple Music"ライブラリ内の音源に置き換えましたが、それ以外の約50枚分の音源が問題でした…)

そしてこのバグは現在対処中ではあるものの完全には原因が分かってないらしい…...

┐(´д`)┌ (不完全なモノを売るんじゃないって話ですが…)

 

まあブログはクレームを立てる場所じゃないんでこの辺で終わりにしますが、

散々"Apple Care"の担当者とスッタモンダした結果何とか相当メンドくさい作業を行えばこのバグを解消出来る事が解りました。

そんな訳で最近やっと"iPhone"で聴ける様になった数十枚のCD音源。。

最近その中で約10年ぶりぐらいにハマっているのが1997年にリリースされたアルバム、"T.D.F."(Total Dysfunctional Family)の『RETAIL THERAPY』です。

メンバーは1997年にあの"BB.King"の『Duces Wild』の中の収録曲、エリック・クラプトンが参加した"Rock Me Baby"をプロデュースした"Simon Climie"と"Paul Waller"で、もう1人は"x-sample"とクレジットされています。

 

この"x-sample"さんはよくお忍びで来日して原宿の焼き鳥屋に並んでたり 表参道近くのとんかつ屋でランチしてたりするので有名ですね♪ 私も一度青山の"まい泉"で遭遇した事がありますよw(^_^)v

f:id:shibayan415599:20171110181543j:plain

※これがおそらく"x-sample"氏^^

 

で、このアルバム『RETAIL THERAPY』、全体を通してはクラブフロアでも通用する様なテクノでファッショナブルなサウンド!それもそのはずであの"Giorgio Armani"のファッションショーで使用する事をイメージ(想定?)して作られたとの事です。

それにしても"x-sample"さんが担当しているギターのクリアな音色、テクニックはかなり凄いものがあります!

特に私のお気に入りはやはり"x-sample"のアコースティックギターがクローズアップされた3曲目の"Pnom-sen"(しかしやっぱりこの"00042"はいい音だなw)やエレクトリックギターバージョンの"Seven"。

またこのアルバムは殆どの曲がインストルメンタルなのですが唯一ヴォーカル(らしきモノw)パートがレコーディングされた"What She Wants"(それにしてもお洒落な曲だな...)!

実はこの曲にはあのシェリル・クロウも参加してるらしいのですが…。CDに附属しているブックレットには何も説明書きがないので定かではありませんが、おそらくヴォーカルそのものでは無く、冒頭から背後に微かに聴こえる"語り"部分がシェリルなのではないかと思われます。この英語の発音は多分間違いないと思いますが 是非聴いて確かめてみて下さい^^

 

とは言えこのアルバム。既に"iTunes"にも"Apple Music"にも音源がないので、上記3曲のみ"YOU TUBE"のリンクを貼っておきますね♪


TDF Pnom Sen


TDF seven


TDF What She Wants

それにしてもこのファッショナブルなアルバムを聴きながら呑む酒 (バーボンじゃなくてワインですねw)もこれもまた最高です!

しかし20年前より10年前。10年前より今日の方が良く聴こえるなんてやっぱりエリック...(^^;; じゃなかった、"x-sample"は只者じゃないなぁ…。

「まるで20年後の俺の今の状況を予言してた様だなぁ…」などと思いながら今宵もまた夜が更けるのでありましたw( ^ ^ )/□ Cheers!!!

f:id:shibayan415599:20171110181059j:plain

 

 まだデッドストック有るみたいですね ♪ ^^

↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 

リーテイル・セラピー

リーテイル・セラピー

 

 

Twitter Account:http//twitter.com/shibayanhatena by しばやん

絶滅危惧種なレーナードスキナードの”男歌”

f:id:shibayan415599:20171103114644j:plain

先日ツイッターでフォローさせて頂いている方のツイートで(1977年の)10月20日がレーナード・スキナードのメンバーが乗るツアー中の飛行機がミズーリ州で墜落し、バンドの中心的メンバーであるロニー・ヴァン・ザント、スティーヴ・ゲインズ、キャシー・ゲインズらが死亡した日なのを思い出しました…。思い出しましたと言うか余りにも過去の事なので全く頭からは抜けていたと言ってもいいので"知りました"ですかね。。

 

今思えばこの悲惨な事故が起きた10月20日の僅か9か月前の1月でした…東京の中野サンプラザでレーナードスキナードの初来日公演を観たのは…。

 

当時17歳だった私の愛聴盤はと言えば、御多分に洩れず大ヒットしていたイーグルスの"Hotel California"、ドゥービーブラザーズの"Stampede"、ジャクソン・ブラウンの"The Pretender"等のいわゆるウェストコーストサウンドと呼ばれる一連の爽やか系サウンドや、エリック・クラプトンの"No Reason To Cry"、スティーブ・ミラー・バンドの"Fly Like An Eagle"、ボズ・スキャッグスの"Silk Degrees"等々(上げればキリがないですが)だった訳ですが、まあそれにしてもこれらのアルバムが次々に新譜としてリリースされてたなんて 本当に良い時代に良い年齢で生きてたなぁ…とブログを書きながら改めて思います(若い人たちすみませんw) ♪(๑˘◡˘๑)

 

そんな中でレーナードスキナードと言うとちょっと異色な存在で、仲間の中でも聴いてた人はちょっと少な目(?)だったと思います。。

ライブに誘ってくれた先輩も前記の様な爽やか系(?)を好んで聴くサーファー仲間ではなく、なんだろ?山系でもなくバイク系でもなく…。そうだ、レーナードスキナードってのはそもそもが"男歌"(オトコウタ)なんですよね。ライブに一緒に行った先輩も単なる飲兵衛だったですし(因みに自分はまだ未成年でしたから舐める程度でしたが)w 確かにレーナードスキナードには酒が合いますからねww それに、確かにこのライブには当時付き合っていた彼女も一緒に行ってくれませんでしたからw ヤッパシ(^^;;

 

そんな訳でその年上の悪い先輩に誘われて中野サンプラザにライブを観に行った訳ですが、まだ確かその時点で聴いていた曲も1975年リリースの3rd.アルバム"Nuthin'Fancy"から遡り2nd.の"Second Helping"、と1st.の"Pronounced Leh-Nerd-Skin-Nerd"辺りをなぁんとなく聴いていた程度で、全くセットリストがどうのこうのとかってレベルではなく、「まあ"Free Bird"と"Saturday Night Special"と"Sweet Home Alabama"、"Call Me The Breeze"辺りが聴ければいいやぁ♪(´ε` )」程度だったんですかねw

でも"Free Bird"がアンコールで最後の曲だったのは明確に覚えてますよ。

それに聴きたかった曲は全部やってくれた事も♪(^_^)v

 

なんか記憶を辿ると他のアーティストのライブと比べて盛り上がり方も若干男っぽいと言うか荒っぽいと言うかw ライブを観た後で聴き出したのですが、1976年のアトランタ公演を収録したレーナードスキナード初の2枚組ライブアルバム"One More from the Road"を聴くと結構当日の記憶が蘇ります♪

 

因みに日本公演のセットリストは...

 

1.The Magnificent Seven 

2.Working For MCA

3.I Ain't The One

4.Saturday Night Special

5.Whiskey Rock-A-Roller

6.That Smell

7.Travellin' Man

8.Ain't Good Luck

9.Gimme Three Steps

10.Call Me The Breeze

11.T For Texas

12.Sweet Home Alabama

13.Free Bird (encore)

 

そして来日メンバーは

 

Ronnie Van Zant (Vocals)

Gary Rossington (Guitar)

Allen Collins (Guitar)

Steve Gaines (Guitar)

Leon Wilkeson (Bass)

Billy Powell (Keybords)

Artimus Pyle (Drums)

 

こんな感じだったらしいですが、なんとこの7人のオリジナルメンバーの中のロニー・ヴァンザント、とスティーブ・ゲインズが10月の飛行機事故で亡くなってしまいました…。そして解散…。

 

そんな事もあって、彼らの活動も中止し、私もそれ以降レーナードスキナードのレコードは買わなくなってしまい、4枚目~7枚目までは全てパス。

前記のアルバムをたまぁに聴いては昔の思い出に浸っていた訳ですが、あの中野サンプラザのライブを"Lee"のストームライダーに"Reyn Spooner"のリバティプリントシャツ。"Levi's"のコーデュロイ646に"Clarks"のワラビーと言うイデタチ(何故か明確に覚えてますw)で観ていた悪ガキも30代半ばにさしかかった1994年、渋谷のタワレコをフラフラしていてフと目に止まった一枚のCD…

 

ん(・_・?) レーナードスキナード??

アンプラグド???

 

"Endangered Species"(エンデインジャード・スピーシーズ絶滅危惧種)と言うやや"自虐的"(?)なタイトルが付けられたこのアルバム。なんとなく手にとったら戻せなくなりそのまま家にお持ち帰り(ちゃんとお金は払いましたよw)しました♪

 1990年にエアロスミスでスタートし、あの1992年のエリック・クラプトンの回で一気に火が着いた"MTV.Unplugged"アコースティックライブに便乗しての企画だったんだと思いますが、このアルバムはライブでは無いもののモチロン全編アコースティック!

 

しかも収録曲を見ると…

 

1.Down South Jukin'

2.Heartbreak Hotel

3.Devil In The Bottle

4.Things Goin' On

5.Saturday Night Special

6.Sweet Home Alabama

7.I Ain't The One

8.Am I Losin'

9.All I Have Is A Song

10.Poison Whiskey

11.Good Luck, Bad Luck

12.The Last Rebel

13.Hillbilly Blues

 

ってこれ要するに往年のレーナードスキナードの名曲をアコースティックにリメイクした、まあアコースティックベスト盤に近い内容じゃないですか!

 

1993年にリリースされた『The Last Rebel』のギター、ランドール・ホールとドラムスのカート・カスターが脱退してそれぞれ新たにマイク・エステス、オーウェン・へイルが加入した新編成。ヴォーカルは不幸にして例の飛行機事故で亡くなってしまったロニー・ヴァン・ザントの弟のジョニー・ヴァン・ザントが担当しています(それにしてもいくら同じDNAの持ち主だとしたって何故こんなに南部丸出しに素晴らしくシャウト出来るんでしょうかw)。

 

1曲目の"Down South Jukin"はまだメジャーデビューする前にレコーディングされた曲で、オープニングから一気に泥臭いサザンロックで盛り上げます!

2曲目の"Heartbreak Hotel"はモチロンあのエルビス・プレスリーのカヴァー曲ですが これがまた良い!

そして"Things Goin' On"、"Saturday Night Special"、"Sweet Home Alabama"ととにかく全編を通してご機嫌でアコースティックなサザンロックを存分に聴かせてくれています!

Down South Jukin'

Down South Jukin'

  • provided courtesy of iTunes
Heartbreak Hotel

Heartbreak Hotel

  • provided courtesy of iTunes
Sweet Home Alabama

Sweet Home Alabama

  • provided courtesy of iTunes

色々な不幸が重なり既に辛うじてながらそのDNAを継承している感のあるレーナードスキナードですが、そんな事を微塵も感じさせないこの"Endangered Species"と言うアルバム。"絶滅危惧種"が渾身のアコースティックプレイで聴かせてくれる"男歌"…。

今夜も酒が進みそうです♪( ^ ^ )/□

 

Twitter Account:http//:twitter.com/shibayanhatena byしばやん

 

 

データで振り返るジャクソン・ブラウン来日公演

f:id:shibayan415599:20171025224324j:plain

ジャクソン・ブラウン ファンにとっては夢の様な6公演。東京、名古屋、大阪、広島と続いたジャパンツアーも24日の広島公演を持って無事に終了しました。

天候的には恵まれない日もありましたが 自分が観覧したライブでは思う存分に堪能し、はしゃぎ、声援を送り、口遊み、また泣かせてもらい、本当にジャクソンとドリームバンドのメンバーには感謝でいっぱいです♪ (๑˘◡˘๑) 

 

前回のブログでは幸運にも2回観る事が出来たオーチャード公演をネタに自分の感情のままに書かせてもらいましたが、今回はちょっとデータを基に総括してみたいと思います。セトリ込みなのでちょっと長尺ですが是非最後まで読んでみて下さいw (^^;;

 

★ Day One

Oct. 17 2017 

Bunkamura Orchard Hall Tokyo

[Set1]

1.The Waiting

(Tom Petty & The Heartbreakers cover)

2.Some Bridges

3.The Long Way Around

4.Rock Me On The Water

5.Looking East

6.Father On

7.These Days

8.Just Say Yeah

9.Your Bright Baby Blues

[Set2]

10.Something Fine

11.Lawyers, Guns And Money

(Warren Zevon cover)

12.The Naked Ride Home

13.Fountain Of Sorrow

14.Lives In The Balance

15.Call It A Loan

(by request)

16.Love Needs A Heart

(by request)

17.The Barricades Of Heaven

18.The Pretender

19.Doctor My Eyes

20.Running On Empty

[Encore]

21.Somebody's Baby

22.Take It Easy

(Eagles cover)

 

さて待ちに待ったジャクソン・ブラウン日本公演の幕開け、ファンならば誰でも初日の1曲目を予想するものですが、今回は多分誰も当たらずw

なんと(ジャクソンの優しさを考えても見れば当然なのかも知れませんが)この10月2日に66歳の若さで亡くなった"Tom Petty" と"The Heartbreakers"のカヴァー曲"The Waiting"で幕を開けた日本公演。11曲目には"Warren Zevon"のカヴァーで"Lawyers, Guns And Money"、アンコールでは昨年亡くなった親友"Grenn Frey"を偲び"Eagles"のカヴァーで"Take It Easy"を披露。ジャクソン本人の言葉の通り「何だっておこりうる」展開を予想させる公演初日の

幕開けとなりました!

 

 

★ Day Two

Oct. 18 2017 

Bunkamura Orchard Hall Tokyo

[Set1]

1.The Waiting

(Tom Petty & The Heartbreakers 

2.Some Bridges

3.The Long Way Around

4.for A Dancer

5.Looking East

6.Late For The Sky

7.Here Come Those Tears Again

(by request)

8.These Days

9.Melissa

(The Allman Brothers Band cover

by request)

[Set2]

10.Something Fine

11.Sleep's Dark And Silent Gate

12.The Naked Ride Home

13.I'm Alive

14.For Everyman

15.Lives In The Balance

16.Love Needs A Heart

17.The Pretender

18.Doctor My Eyes

19.Running On Empty

[Encole]

20.Take It Easy

(Eagles cover)

21.I Am A Patriot

(Little Steven cover)

 

3曲目までは初日と同じ展開ながらも2日目で早くもサプライズ!9曲目ではリクエストによる"The Allman Brothers Band"のカヴァーで"Melissa"を披露!初日に観に行ったファンの間ではちょっと悔しがる声も聞かれました^^ 又、アンコール最後の曲にはこれまた初日には聴く事の出来なかった"Little Steven"のカヴァーで"I'm A Patriot"が演奏されました!

 

★Day Three

 Oct. 19 2017 

Bunkamura Orchard Hall Tokyo

[Set1]

1.The Waiting

(Tom Petty & The Heartbreakers 

2.Some Bridges

3.The Late Show

(by request)

4.The Long Way Around

5.Looking East

6.Sky Blue And Black

7.These Days

8.In The Shape Of A Heart

9.Just Say Yeah

10.Your Bright Baby Blues

[Set2]

11.The Birds Of St.Marks

12.I'll Do Anything

13.Fountain Of Sorrow

14.Carmelita

(Warren Zevon cover by request)

15.Lat For The Sky

(by request)

16.Live In The Barrance

17.Culver Moon

18.The Project

19.Running On Empty

[Encole]

20.Take It Easy

21.Our Lady Of The Well

 

さていよいよ東京公演最終日!幕開けの曲は3日共に"The Waiting"!

3曲目にはリクエストにより"The Late Show"!又、今公演で初めて"Sky Blue And Black"、"Warren Zevon"のカヴァーであのリンダ・ロンシュタットも歌った"Carmelita"、さらになんとジャクソン自身ライブでは5年振りの披露となった"Culver Moon"と盛り沢山の東京公演のフィナーレとなりました!

 

★Day Four

 Oct. 21 2017 

Zepp Nagoya Nagoya

[Set1]

1.Some Bridges

2.The Long Way Around

3.The Late Show

4.Looking East

5.These Days

6.Redneck Friend

(by request)

7.Just Say Yeah

8.Your Bright Baby Blues

9.For A Dancer

[Set2]

10.The Birds Of St.Marks

11.I'll Do Anything

12.Lives In The Barrance

13.Fountain Of Sorrow

14.For Everyman

15.I'm Alive

16.Melissa

(The Allman Brothers Band cover

by request)

17.The Pretender

18.Running On Empty

[Encore]

19.Take It Easy

(Eagles cover)

20.Our Lady Of The Well

[Encore2]

21.Doctor My Eyes

22.I Am A Patriot

(Little Steven Come)

 

いよいよ東京を離れての4日目。何か吹っ切れたのかここへ来て初めてスタート曲がアルバム"Looking East"から"Some Bridges"にチェンジ!そして今日本公演初の"Redneck Friend"(ナイスリクエストでした)!

また東京公演2日目に続けて2回目。今公演最後の"Melissa"はここ名古屋で披露されました♪

 

★Day Five

 Oct. 23 2017 

ORIX Gekijo Osaka

[Set1]

1.The Birds Of St.Marks

2.Some Bridges

3.You Love The Thunder

(by request)

4.The Long Way Around

5.Love Needs A Heart

6.Looking East

7.Late For The Sky

8.Here Come Those Tears Against

9.Never Stop

10.These Days

11.Before The Deluge

(by request)

[Set2]

12.Something Fine

13.The Naked Ride Home

14.I'm Alive

15.Linda Paloma

(by request)

16.Somebody's Baby

(by request)

17.Doctor My Eyes

18.Boulevard

19.That Girl Could Sing

(by request)

20.In The Shape Of A Heart

21.The Pretender

22.Running On Empty

[Encore]

23.Take It Easy

(Eagles cover)

24.Our Lady Of The Well

25.The Load-Out/Stay

(Maurice Williams & The Zodiacs cover)

 

さて問題の(?)5日目、大阪ORIX劇場公演!今回の大阪公演は終わった途端に"神回"!と噂されていたのでセトリを楽しみにしてたのですが、やはりスタート曲には今公演初めてアルバム"Standing In The Breach"から"The Birds Of St.Marks"を抜擢!さらに今公演初の"Linda Paloma"!さらにさらになぜかジャクソンがあまり演りたがらない(笑)アルバム"Hold Out"から"That Girl Could Sing"だけではなく"Boulevard"まで演奏させる(?)と言う周到さw そして極め付けはもうご存知の通り公演のフィナーレを"The Load-Out/Stay"で締めると言う、結果的に"至れり尽くせり"の内容となりました。

 

★Day Six

 Oct. 24 2017 

Hiroshima Bunka Gakuen HBG Hall Hiroshima

[Set1]

1.The Birds Of St.Marks

2.Some Bridges

3.The Long Way Around

4.You Love The Thunder

5.Looking East

6.The Crow On The Cradle

(Sydney Carter cover)

7.Lives In The Barrance

8.Father On

9.These Days

10.Before The Deluge

[Set2]

11.A Child In These Hills

12.Rock Me On The Water

13.If I Could Be Anywhere

14.I'm Alive

15.I'll Do Anything 

16.Somebody's Baby

17.Doctor My Eyes

18.The Pretender

19.Running On Empty

[Encore]

20.Take It Easy

(Eagles cover)

21.Our Lady Of The Well

[Encore2]

22.The Load-Out/Stay

(Maurice Williams & The Zodiacs cover)

 

さていよいよファン待望のジャクソン・ブラウン日本公演も最終日。

スタート曲は5日目と同様アルバム"Standing In The Breach"から"The Birds Of St.Marks"!6曲目には10月4日リリースの2015年日本公演を収録したアルバム「Road East」でも話題になったあの"Sydney Carter"のカヴァーで"The Crow On The Cradle"が演奏され、又、今日本公演では初めて披露された"A Child In These Hills"、"If I Could Be Anywhere"等が演奏され、異例の2度に渡るアンコールでは大阪公演に次いで"The Load-Out/Stay"でのグランドフィナーレとなりました。

f:id:shibayan415599:20171022105707j:plain

と言う事で、夢の様な今回のジャクソン・ブラウン日本公演、全6公演のハイライトの部分をまとめてみましたが、きっとどの公演を観たファンの方も"概ね"満足出来る内容だったのではないだしょうか。。

で、なぜわざわざ"概ね"を付けたのかと言うと、ジャクソン・ブラウンと言うアーティストのライブを観て感想を述べるのは本当に難しいんですよね…。

 

理由は…

 

ジャクソンの曲は基本的にどの曲も"人によっては"名曲だと言える。

違う言い方をすれば どの曲を演奏しても多くの人を感動させる事が出来るけど、逆に言えばどの曲を演奏しなくても人によっては「あの名曲を演ってくれなかった…」と思われる(辛い)w 

要するにホテルカリフォルニアやレイラ、又はブラックマジックウーマンをやればなんとなくライブが形になると言うモノでもない (例えばですよw)。

観てる観客それぞれが様々な曲を勝手に自分にとってはこれこそが名曲だと思い込み、ひとかたならぬ"思い入れ"が有り、譲れない感情がある。

( 因みにですが、大阪の回を観た私の友人に「"Stay"聴けて良かったじゃん」と言ったら「いや俺は"Call It A Loan"が聴きたかったんだよね」と言うしw )

ホントにファンがめんどくさい(自分も含めて)ww (^^;;

 

しかし観てる側に(いつの間にか)こんな感情を持たせるアーティストって他にいるでしょうかねw ちょっと思い当たらないですよねw

 

例えば...。良い曲作りをするとか、歌が上手いとか、ギターがメチャクチャ早弾きだとかが条件でエンターテイナーと言うならばそこら辺にいくらでもいるんだと思いますが、ジャクソンのステージを観ているとホントに会場を一つにするパワーを持ってる。常にオーディエンスとコンタクトしながら気を配り、リクエストに対しても丁度良いタイミングでそれに応えて場を盛り上げる。そんな事を出来るミュージシャンは他にはいませんよね。エンターテイナーの定義がお客を喜ばせてなんぼなんだとすれば ジャクソンこそ間違いなくホンモノのエンターテイナーだと思います♪◡̈⃝︎⋆︎*

 

まあだからこそこれだけファンに愛されるジャクソンが存在する訳ですし、ライブを観て、又は他の公演のセットリストを見て一喜一憂したり嫉妬したり僻 (ひが)んだりするって現象も起こるんでしょうね ( ^ω^ )

 

で、ちょっと面白いデータを拾ってみたんですが、

 

今年全世界でこれまでに47回行った公演で一番多く演奏された方からトップ10のリストです。( )内は回数。

 

1.Take It Easy (38)

2.Running On Empty (36)

3.The Long Way Around (35)

4.The Pretender (34)

5.For Everyman (33)

    Doctor My Eyes(33)

7.These Days(32)

8.Your Bright Baby Blues (30)

9.Before The Deluge (26)

10.I'm Alive (24)

 

で。その他日本に於いて人気があった(主観ですが)ところでは、

"Looking East"が17回。

"Fountain Of Sorrow"が11回。

今回の日本公演では東京の3日目のみに演奏された"Warren Zevon cover"の"Carmelita"が8回。

"Call It A Loan"も8回。

今回大阪のみで演奏された"Boulevard"が6回。

"The Allman Brothers Band cover"の"Melissa"が4回。

"The Load-Out/Stay"が3回。

"Linda Paloma"が2回。

東京公演の3日目に演奏されたものの、過去5年間演奏されていなかったと言う"Culver Moon"は流石の1回でした。

 

まあほぼ今回の日本公演でのセットリストと合致する内容ではあるんですが、ちょっと不思議じゃありません?

商業的には最も成功したアルバム"Hold Out"からのセットリスト入りって言うのが余りにも少ない。。

まあ"Call It A Loan"はリクエストされれば"仕方なく(?)"演るけど"Hold On Hold Out"なんかは絶対に演らないw 私の観た10/17,19の会場でも結構リクエストが有りましたけどね。

まあちょっと過去の映像等を調べてみた結果"Hold On Hold Out"って てっきりジャクソンがピアノを弾き語りしてるのかと思ったらギターも持たず、ただ普通のシンガーの様にステージの中央に立ってマイクを持って歌ってるんですねw なのできっと今の彼のライブのスタイルに合わないんで演らないんじゃないでしょうかね。と言う結論に達しました。

 

それでも今回の大阪公演の様に"Boulevard"や"That Girl Could Sing"を演らせてしまうファンの押しの強さと情熱は大したものだと思いましたw

しかも最終的に"The Load-Out/Stay"を聴くまでは帰らない(帰さない?)と言う執念w でもそこまで思われたらジャクソンにしても本当にアーティスト冥利に尽き、根負けたんじゃないですかね (*_*)

 

別に会場ごとの内容に甲乙を付けるつもりは有りませんが、それでも敢えて言わせて貰えば、演奏された曲数(なんと25曲!)、演奏時間、演奏曲のレア度、サプライズ性、アンコールに応えて貰った回数などなど どれをとっても大阪公演を盛り上げたファンの方々に拍手を送らざるを得ません。「俺も次に来日した際には大阪でチケット取ろうかなw 」と思う程の内容でした!

もしかしたら大阪のファンの方達なら次回こそ"Hold On Hold Out"の壁を突破出来るかも知れませんしね^^

 

どちらにせよ、どの回を観た皆さんも 思わぬ台風が襲来したりと色々ありましたけどホントにご苦労様でした!拍手!お疲れさまでしたぁ!*\(^o^)/*パチパチパチ!!!

 

因みにですが既に帰国したジャクソンの今後のスケジュールも明らかになってます。

年内はカリフォルニア州はカーメル、"CARMEL-BY-THE-SEA,Sunset Center"で11月14日に行われるライブに"ドリームバンド"の番頭、グレッグ・リーズと2人のみで出演する様です♪

こちらのチケットはまだ余裕がある様なので興味とお金と暇のある方は是非!w(^-^)/

f:id:shibayan415599:20171027185555j:plain

年内のコンサートはこのカーメルのみで終了らしいですが、年明けはまた1月6日から開始でジョージア州オーガスタ、1月7日にはフロリダ州のジャクソンビル。さらに1月11日~1月15日はジャマイカでのコンサートが予定されているようです。

また1月29日からオーストラリアのバイロンベイで始まる"Byron Bay Bluesfest"にも今回来日した"ドリームバンド"のメンバー達と出演するみたいですよ♪(^-^)/

f:id:shibayan415599:20171027185628j:plain

相変わらず精力的に活動を続けているジャクソンですが、もう決して若い訳ではないので くれぐれも身体には気を付けて、そしてまた近いウチに日本に戻って来て欲しいものですね~♪( ´▽`)

 

それではまた♪ \( ¨̮ )/

ロード・イースト -ライヴ・フロム・ジャパン-

ロード・イースト -ライヴ・フロム・ジャパン-

 

Twitter Account:http//:twitter.com/shibayanhatena byしばやん 

 

Marshall Fridge マーシャル冷蔵庫 並行輸入

Marshall Fridge マーシャル冷蔵庫 並行輸入