Everyday I Have The Classic Rock

まあ酒を呑みながらロックの話でもしましょう♪

くつろいで聴いてね~♪ の 『Let Your Hair Down』

f:id:shibayan415599:20170919202009j:plain

 台風18号が日本列島を縦断してから暫く夏に逆戻りした様な陽気が続いてましたが 今日あたりから大分涼しくなって来ましたね ♪

ってな事を考えつつ今日は大好きなスティーヴ・ミラー御大2011年リリースのブルーズアルバム『Let Me Hair Down』を聴きながらブログを書いていました♪_φ(・_・

 

しかしホントに良いんですよこのアルバム!

 

2010年にリリースされた『Bingo!』も良いのですが個人的にはこっちの方が断然好みです!

Let Your Hair Down

Let Your Hair Down

 

 さて私は今までにかなりの数の海外アーティストのライブを観て来ましたけど、観たくても未だ観られてないアーティストが2人います。

1人は"Dire Straits"のマーク・ノップラー(1983年の初来日公演は見逃し『どうせまた来るだろ~』と思ってたらあれが最後でした…)。一生の不覚…。

そしてもう1人がこのスティーブ・ミラーです ( 数年前までもう1人いたんですが6年前に来てくれましたからね。ジョニー・ウィンターは ♪ でもその後没...泣 )。

 

しかしなんでスティーヴは来てくれないんですかね?

なんか日本に恨みでもあるんですかね?ってぐらい来ないw (^^;;

 

 数年前から毎年開催してるピーター・バラカンさんプロデュースの"Live Magic"に誰を呼んだらいいか?って言うアンケートを 以前"Barakan Morning"行った時にもバラカンさん曰く『スティーヴ・ミラーって言うリクエストがかなり多いですね…』って言ってたのに ここでも実現せず…(勿論呼ぶにはギャラの問題もありますけど。今や大御所ですからねw)。心待ちにしているファンも多いと思うんですけどね。

まあ武道館って程ではないにしても"Zepp Tokyo"でオールスタンディングのライブとか最高だな…。

 

 そう言えば以前 よく行く横浜のロックバーのマスターに聞いたのですが『アメリカ人のお客さんにかけて上げて一番喜ぶのはスティーヴ・ミラーなんですよ』との事。

まあ若い人向きではないとは思いますがリアルクラシックロック世代なら確かに納得出来ますよね (あのポール・マッカートニーも好きなギタリストとして名前を上げるぐらいですから!)。

 

 で、私が初めてスティーブ・ミラーを聴いたのはデビューから随分経った1973年。8枚目のアルバム"The Joker"でした (それにしても中2の時でしたから友人受けは良くなかったですねw)。

これ、アルバムタイトルにもなってる"The Joker"は当時"FEN"でホントによくかかってて、なんか理屈抜きで好きだったなぁ あのルーズな感じや あまりエフェクターを使用してないストレートなギターサウンドといい、あのハスキーでアメリカンな声といい…。

ライブ音源が収録されてるブルーズの名曲"Come On In My Kitchen"が"Robert Johnson"(って言う人)の曲だなんてまだ知らない頃のお話です(笑)

あ、バラードナンバーの"Something to Believe In"なんかも最高ですよ!

Joker

Joker

 

    話は戻って2010年の『Bingo!』、2011年の『Let Your Hair Down』と立て続けにリリースしたかなり本気の2枚のブルーズアルバム!

特に『Let Your~』がホントに素晴らしい!

要するにスティーブ・ミラー版の『From The Cradle』? (笑)

 

"Muddy Watersの"Cant Be Satisfied"

"Robert Johnson"の"Sweet Home Cicago"

"Tampa Red"の"It Hurts Me Too"

Can't Be Satisfied

Can't Be Satisfied

  • スティーブ・ミラー・バンド
  • ロック
  • ¥250
Sweet Home Chicago

Sweet Home Chicago

  • スティーブ・ミラー・バンド
  • ロック
  • ¥250
When Things Go Wrong (It Hurts Me Too)

When Things Go Wrong (It Hurts Me Too)

  • スティーブ・ミラー・バンド
  • ロック
  • ¥250

 と、もう聴きどころ満載です!

スティーヴは昔からブルーズを意識した曲作りなんだけど やりたかったんだろうなぁ、こう言うのw 

いや、聴きたかったですよ ファンとしても…。

 

そんなスティーヴも今年の10月で75歳...。

もういい加減に来ないとホントにこのまま実現せずに終わっちゃうかも...。


Steve Miller Band Live From Chicago Take The Money And Run

 

本国アメリカでは夜な夜なこんなにも楽しそうな事が行われているのにですよ...。

 

You should definitery come to Japan Steve!!!

 

 

 

 

 

MICHAEL McDONALD 『Wide Open』

f:id:shibayan415599:20170917144437j:plain

先週の金曜日9月15日に"Michael Mcdonald"17年ぶりのアルバム『Wide Open』がリリースされました。なんと2000年リリースの『Blue Obsession』以来だそうです。

 

そして…

 

何度か聴いてみましたがあの独特な鼻にかかったようなアダルトヴォイスは間違いなく昔のマイケルそのままでした。

 

所で"Michael Mcdonald"と言えば"Doobie Brothers"1976年リリースの『Takin' It to the Streets』で聴いたのが初めてだった様な気がしますが、今65歳と言う事は……当時は24歳だったんですね!

ビックリですw ホントに全然変わらない!

でも、顎だけを残して髭を落とした顔は『え?こんな顔してたっけ?』って感じでしたけど(笑)

Wide Open

Wide Open

 

で、この『Wide Open』ですがこれぞ大人のロック(AOR?)って仕上がりになってます。

サラッと聴いた感じでは2曲目の"Just Strong Enough"が好きかな…?

と思ったらこの曲、元ドゥービーブラザーズのベーシスト"Willie Weeks"と元オールマン・ブラザーズ・バンドのギター番長、ガヴァメント・ミュールの"Warren Haynes"、更にジャズ、フュージョンギタリストの"Robben Ford"が参加してるんですね。

またあの"Marcus Miller"も3曲目の"Find It In Your Heart"で演奏を聴かせてくれています 

Just Strong Enough

Just Strong Enough

で、話を終わろうと思ったのですが"Michael Mcdonald"と言えばどうしても忘れられない1曲が…。

あのL.A.の歌姫"Nicolette Larson"1979年リリースのセカンドアルバム『In The Nick Of Time』でデュエットした"Let Me Go Love"と言うちょっとせつない内容の曲です。。

残念ながらニコレットは1997年に45歳の若さで病死してしまいましたが、この"Let Me Go Love"は間違いなく70年代後半から80年代にかけての"AOR"時代の名曲でした…。

もう"iTunes Store"には音源が残っていない様なので"YOU TUBE"のリンクを貼っておきます。是非聴いてみて下さい♪

f:id:shibayan415599:20170917144755j:plain


Nicolette Larson & Michael McDonald - Let me go love

雨の日に聴く大人の為のロック

f:id:shibayan415599:20170917094413j:plain

せっかくの三連休も雨ですね…。

雨だと聴きたくなる…と言うか雨になるのを待って聴くと言うぐらい、なのが"Michael Franks"です。

 

1977年リリースの"Sleeping Gypsy"を聴いて以来の大ファンなのですが、このブログのタイトル"Everyday I Have The Classic Rock"からするとちょっと管轄外?かも知れません。でも一応"AOR"(アダルト・オリエンテッドロック)ですから良しとして下さい(笑)。

 

フランクスの曲の中で一番知られているのは何と言ってもあのボサノヴァの父"アントニオ・カルロス・ジョビン"を唄った"Antonio's Song"(アントニオの歌)なんだと思いますが あれちょっと重すぎてw 個人的には1977年にリリースされた3rd.アルバム"Sleeping Gypsy"1曲目の"The Lady Want's To Know"や1980年リリースのアルバム"One Bad Habit"3曲目に収録されてる"All Dressed Up With Nowhere To Go"なんかが好きだなぁ…。当時は『な、なんてオトナなんだぁ!』と思ったものです(笑)。

The Lady Wants to Know

The Lady Wants to Know

私は10代の頃からサーフィンを趣味としていたのですが、海からの帰り道、イメージ的にはイーグルスや当時流行っていたハワイアンコンテンポラリー。例えばカラパナとかを聴きながらって感じがしますが結構皆んなジャジーな奴を聴いてましたね。"George Benson"とか"Boz Scaggs"とか。

 

そしてどうしても一度ライブを観たいと思いながらもずっとその機会が無く、初めて観る事が出来たのは2006年夏のブルーノート東京公演でした。

既に60台半ばに差し掛かっていたフランクスですがあの"大人"で"お洒落"で"都会的"な"AOR"(大人の為のロック)は大健在でした!

と言う自分もやはり40代半ばに差し掛かかり、いつのまにか背伸びをせずに自然にマイケル・フランクスを聴ける年齢になっていた訳ですね。

シャンパンなどを開けてもらい この上ない"都会的"で"大人"な時間を過ごさせてもらいました。

 

今日はブログを更新するつもりは無かったのですが、かすかに聞こえる雨の音に誘発され(笑) 突然書きたくなってしまいました。

それでは三連休も明日まで。"AOR"などを聴きながら素敵な休日をお過ごし下さいませ♪

Sleeping Gypsy

Sleeping Gypsy

 
One Bad Habit

One Bad Habit

 

 

MR. West Coast Sound!!!

f:id:shibayan415599:20170914222322j:plain

 やっと10月19日の"Jackson Browne"のチケットを引き取りに行って来ました。あと1カ月と少し。待ち遠しい…。ジャクソン・ブラウンは前回の東京公演も含めて何回か観てますが何度でも観たくなります。それにオーチャードホールでの公演って言うのも非常にポイント高いです。あの会場はホントに音も良いし観やすいし最高です。特に今回取った2F席は観やすいんですよね。アリーナはちょっと傾斜が緩いんで前の人が気になったりもするし 意外にステージが高めなのであんまり前の方の席だと逆に観にくかったりもします。ですが2F席は前後席の高低差があるので少し遠いのを我慢すれば凄く観やすいです!

まあ自分としてはスタートが"Running On Empty"でラストが"The Load Out"~"Stay"だったら最高です!あ、でも"The Pretender"も"Fountain Of Sorrow"も それにやっぱり"Doctor My Eyes"や"Take It Easy"も聴きたいですねw(^^;;

Running On Empty (Live)

Running On Empty (Live)

The Pretender

The Pretender

そう言えば2015年3月の日本公演を収めたジャクソン・ブラウン氏キャリア初の"Live in Japan"アルバムも10/4に日本限定でリリースされるそうです。

先日9/10にOAされた"InterFM"の"Lazy Sunday"で このライブ盤から"These Days"を聴かせてくれましたが、これまた最高でした!

残念ながらタイミングが合わずに公演を観に行けない方はこのライブアルバムで。幸運にもチケットをゲット出来た方は10月のオーチャードホール公演を思い切り楽しみましょー!٩( ᐛ )و

f:id:shibayan415599:20170914222458j:plain

※"Kennington"か"H bar C"のウェスタンシャツ着てコーデュロイの646にクラークス  の”Wallaby"でも履いて行ってくるかな^^ 

 

 

 

悪友たちが奏でる正統派ブリティッシュロック

f:id:shibayan415599:20170912201717j:plain

元フリーからボーカルのポール・ロジャース、ドラムスのサイモン・カーク。元モット・ザ・フープルからギターのミック・ラルフス。元キング・クリムゾンからベースのボズ・バレルの4人の"悪友"たちが集合して1974年に結成された"Bad Company"

まあボーカルがポール・ロジャースだと言う事なので殆ど"Free"です(笑)

ただ小学生の頃からギター小僧だった私にはポール・コゾフよりミック・ラルフスのギターの方が取っつきやすく、コピーする気にさせてくれた(笑)のでバッドカンパニーのほうが好きだったですかね。

 

それにしても黒地に白抜きで"BAD CO"と言う余りにもキャッチーなジャケットのファーストアルバムは発売前から妙に評判でした。

よくは覚えてないんですがアルバムリリース前から"FEN"ではファーストシングルの"Can't Get Enough"が繰り返し流され、プラスしてミュージックライフ(1946年に発刊1998年休刊の洋楽情報誌)を回し読みしたりで情報を得ていたのですが、凄くプロモーションも上手く行ってたんですかね。モチロンこれも発売日に即荻窪にあった新星堂でGetした事は言うまでもありません♪(๑˘◡˘๑)

 

 

Bad Company

Bad Company

 

 

ところで最近"Bad Company"にまつわる面白い話がありました。

数年前に知り合った横浜で事業を営む一つ年上の社長の話なんですが、ビジネスで知り合う前から"あそこの社長は洋楽、しかもクラシックロック好きだよ"って予備知識があったので お会いする度に『最近何か良いアルバムあります?』とか『近いうちに何かライブ行く予定あるんですか?』とか、まあたわいもない話をしてた訳です。そんな事が続いていたある日。なんとなく"Free"の話になり、モチロンその流れで"Bad Company"の話題に…。『そう言えば社長45年ぐらい前の武道館ライブ行ったんですか?』と聞いたところ『モチロン!』との答え!

もうハグしたくなる程嬉しくなりました!

何故そんなに嬉しかったのかと言うと、2010年に故ボズ・バレルを除いたオリジナルメンバーで35年ぶりに来日するまで"Bad Company"は1975年の3月3日に一度だけ。日本ではたった一回しか公演を行ってないんです。と言う事は日本中で観たのはたったの1万人!その中の2人が自分と横浜の社長(因みにこの社長以外に"Bad Co"のライブを観た人には会った事がありません)!しかも話を進めると2人ともアリーナの上の1F、ステージに向かって右側辺りで観ていた事が判明するわでもう大盛り上がりしてしまいました(笑)

 

因みに調べたところ当日のセットリストは下記の通りでした。

 

1. Deal With The Preacher (SS)

2. Rock Steady (BC)

3. Little Miss Fortune 

4. Rady For Love (BC)

5. Whisky Bottle 

6. Feel Like Makin' Love (SS)

7. Shooting Star (SS)

8. Seagull (BC)

9. Bad Company (BC)

10. Easy On My Soul

11. Movin' On (BC)

12. Can't Get Enough (BC)

 

出だしの1曲目は当時リリースしたばかりのセカンドアルバム"Straight Shooter"からの"Deal With The Preacher"で一気に盛り上げて 

アンコールは"BAD CO"最大のヒット曲"Can't Get Enough"で〆めって言う展開。なのですが一番印象に残ってるのは8曲目の"Seagull"ですかね。ポール・ロジャースが1人でステージに現れて椅子に座りスポットライトを浴び12弦ギター(D12-28?)を弾きながらソロでの弾き語り…。それまで大盛り上がりしてた会場もシーンとなって聞き入っていたのを鮮明に覚えてます(涙)

この辺の雰囲気は2008年8月にハリウッド及びフロリダで収録、2010年にリリースされた"Hard Rock Live"でも味わえると思います。まあ全体的にはポール・ロジャースのワンマンショーって感じではありますが(^^;;

 

 

 

 

リユニオン・ライヴ(DVD付)

リユニオン・ライヴ(DVD付)

 

 

どちらにしても自分的には"Bad Company"は1974年リリースのファーストアルバム"BAD CO"と1975年リリースのセカンド"Straight Shooter"が全てである事に変わりはありません。いつ聴いてもホントに色褪せない素晴らしいアルバムだと思います。

※1975年の武道館公演に行かれた方いらっしゃいましたら是非メセージを!

記念すべき初投稿は...

ここはやはり素直に一番好きなアルバム(と言っても"一番好き"なアルバムは50枚ぐらいはあるんですが…笑)に敬意を表して素直に"Steely Dan"1972年のデビューアルバム「Can't Buy A Thrill」から話を始めねばと思います。

 

さてはたして"Steely Dan"がロックなのかと言えば初回から話はつまずいてしまうのですが、実は当初ジャンル的にはロックでもクロスオーバー(当時はまだフュージョンと言うジャンルは有りませんでした)でもなく"ホワイト ジャズ ファンク"などと称されていたかと思います。と言ってもこのジャンルには他のアーティストが属しているって話も聞いだ事がないので実質"Steely Dan"は"White Jazz Funk"と言うジャンルに於いてのパイオニアであり未だにそのジャンルを独占し続けていると言う事になります。

 

話は飛びますが、このブログ

"Everyday I Have The Classic Rock" は出来るだけガキの頃『アルバムを(新譜として)ゲットしたぜ!』とか、当時『コンサートに行った!』とか 経験に基づいてお話しようと思ってます。でないといくらでも遡って得た知識だけでモノを言えてしまいますし、それではやはり『ブログを始めてみようかな』と思った本筋を外れてしまいます…。

まあたまには踏み外すこともあるかと思いますが そこはご愛嬌で(^^;; 

あ、モチロンこのアルバムも新譜がリリースされるのを待って私が中一の時に荻窪にあった新星堂(もう無い?)までチャリンコで行って購入しました(笑)

 

 

キャント・バイ・ア・スリル

キャント・バイ・ア・スリル

 

 

話は戻ってこの"Can't Buy A Thrill"ですが、何がそんなに気に入ったのかと言うと やはりレコードに針を落としての1曲目、"Do It Again"のなんとも言えない大人びたジャジーな雰囲気。なんとデビューアルバムの1曲目を聴き始めた瞬間にあの"Donald Fagen"ワールドの虜になってしまいました。そしてそれ以来自分にとっていつまでも色褪せない愛聴盤となりました。

 

 

 

勿論コンサートにも行きました。"Can't Buy A Thrill"がリリースされてから12年も経った1994年の初来日"東京ベイNKホール" 2000年の"有楽町フォーラムA"

です。

残念ながら2007年の"Billbord Live TOKYO"こけら落としはタイミングが合わずに観のがしてしまいましたが…(一生の不覚...)。

それにしてもやはり"Steely Dan"はライブの人ではないと思います。

スタジオに篭り、じっくりと計算されつくした音作り。全てのスタッフに対しても完璧な演奏を要求する、決して妥協を許さないパーフェクトなスタイルこそ"Donald Fagen & Walter Becker"の真骨頂ではないかと思います。

 

追伸:この初回ブログを書いている最中の2017年9月3日にデビュー以来ギター、ベースを担当していた相方”ウォルター・ベッカー”氏の訃報が届いてしまいました...。死因は発表されていないものの67歳と言う早すぎる死でした...。エーメン

R.I.P. Walter Becker September 3,2017