Everyday I Have The Classic Rock

まあ酒を呑みながらロックの話でもしましょう♪

データで振り返るジャクソン・ブラウン来日公演

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ジャクソン・ブラウン ファンにとっては夢の様な6公演。東京、名古屋、大阪、広島と続いたジャパンツアーも24日の広島公演を持って無事に終了しました。

天候的には恵まれない日もありましたが 自分が観覧したライブでは思う存分に堪能し、はしゃぎ、声援を送り、口遊み、また泣かせてもらい、本当にジャクソンとドリームバンドのメンバーには感謝でいっぱいです♪ (๑˘◡˘๑) 

 

前回のブログでは幸運にも2回観る事が出来たオーチャード公演をネタに自分の感情のままに書かせてもらいましたが、今回はちょっとデータを基に総括してみたいと思います。セトリ込みなのでちょっと長尺ですが是非最後まで読んでみて下さいw (^^;;

 

★ Day One

Oct. 17 2017 

Bunkamura Orchard Hall Tokyo

[Set1]

1.The Waiting

(Tom Petty & The Heartbreakers cover)

2.Some Bridges

3.The Long Way Around

4.Rock Me On The Water

5.Looking East

6.Father On

7.These Days

8.Just Say Yeah

9.Your Bright Baby Blues

[Set2]

10.Something Fine

11.Lawyers, Guns And Money

(Warren Zevon cover)

12.The Naked Ride Home

13.Fountain Of Sorrow

14.Lives In The Balance

15.Call It A Loan

(by request)

16.Love Needs A Heart

(by request)

17.The Barricades Of Heaven

18.The Pretender

19.Doctor My Eyes

20.Running On Empty

[Encore]

21.Somebody's Baby

22.Take It Easy

(Eagles cover)

 

さて待ちに待ったジャクソン・ブラウン日本公演の幕開け、ファンならば誰でも初日の1曲目を予想するものですが、今回は多分誰も当たらずw

なんと(ジャクソンの優しさを考えても見れば当然なのかも知れませんが)この10月2日に66歳の若さで亡くなった"Tom Petty" と"The Heartbreakers"のカヴァー曲"The Waiting"で幕を開けた日本公演。11曲目には"Warren Zevon"のカヴァーで"Lawyers, Guns And Money"、アンコールでは昨年亡くなった親友"Grenn Frey"を偲び"Eagles"のカヴァーで"Take It Easy"を披露。ジャクソン本人の言葉の通り「何だっておこりうる」展開を予想させる公演初日の

幕開けとなりました!

 

 

★ Day Two

Oct. 18 2017 

Bunkamura Orchard Hall Tokyo

[Set1]

1.The Waiting

(Tom Petty & The Heartbreakers 

2.Some Bridges

3.The Long Way Around

4.for A Dancer

5.Looking East

6.Late For The Sky

7.Here Come Those Tears Again

(by request)

8.These Days

9.Melissa

(The Allman Brothers Band cover

by request)

[Set2]

10.Something Fine

11.Sleep's Dark And Silent Gate

12.The Naked Ride Home

13.I'm Alive

14.For Everyman

15.Lives In The Balance

16.Love Needs A Heart

17.The Pretender

18.Doctor My Eyes

19.Running On Empty

[Encole]

20.Take It Easy

(Eagles cover)

21.I Am A Patriot

(Little Steven cover)

 

3曲目までは初日と同じ展開ながらも2日目で早くもサプライズ!9曲目ではリクエストによる"The Allman Brothers Band"のカヴァーで"Melissa"を披露!初日に観に行ったファンの間ではちょっと悔しがる声も聞かれました^^ 又、アンコール最後の曲にはこれまた初日には聴く事の出来なかった"Little Steven"のカヴァーで"I'm A Patriot"が演奏されました!

 

★Day Three

 Oct. 19 2017 

Bunkamura Orchard Hall Tokyo

[Set1]

1.The Waiting

(Tom Petty & The Heartbreakers 

2.Some Bridges

3.The Late Show

(by request)

4.The Long Way Around

5.Looking East

6.Sky Blue And Black

7.These Days

8.In The Shape Of A Heart

9.Just Say Yeah

10.Your Bright Baby Blues

[Set2]

11.The Birds Of St.Marks

12.I'll Do Anything

13.Fountain Of Sorrow

14.Carmelita

(Warren Zevon cover by request)

15.Lat For The Sky

(by request)

16.Live In The Barrance

17.Culver Moon

18.The Project

19.Running On Empty

[Encole]

20.Take It Easy

21.Our Lady Of The Well

 

さていよいよ東京公演最終日!幕開けの曲は3日共に"The Waiting"!

3曲目にはリクエストにより"The Late Show"!又、今公演で初めて"Sky Blue And Black"、"Warren Zevon"のカヴァーであのリンダ・ロンシュタットも歌った"Carmelita"、さらになんとジャクソン自身ライブでは5年振りの披露となった"Culver Moon"と盛り沢山の東京公演のフィナーレとなりました!

 

★Day Four

 Oct. 21 2017 

Zepp Nagoya Nagoya

[Set1]

1.Some Bridges

2.The Long Way Around

3.The Late Show

4.Looking East

5.These Days

6.Redneck Friend

(by request)

7.Just Say Yeah

8.Your Bright Baby Blues

9.For A Dancer

[Set2]

10.The Birds Of St.Marks

11.I'll Do Anything

12.Lives In The Barrance

13.Fountain Of Sorrow

14.For Everyman

15.I'm Alive

16.Melissa

(The Allman Brothers Band cover

by request)

17.The Pretender

18.Running On Empty

[Encore]

19.Take It Easy

(Eagles cover)

20.Our Lady Of The Well

[Encore2]

21.Doctor My Eyes

22.I Am A Patriot

(Little Steven Come)

 

いよいよ東京を離れての4日目。何か吹っ切れたのかここへ来て初めてスタート曲がアルバム"Looking East"から"Some Bridges"にチェンジ!そして今日本公演初の"Redneck Friend"(ナイスリクエストでした)!

また東京公演2日目に続けて2回目。今公演最後の"Melissa"はここ名古屋で披露されました♪

 

★Day Five

 Oct. 23 2017 

ORIX Gekijo Osaka

[Set1]

1.The Birds Of St.Marks

2.Some Bridges

3.You Love The Thunder

(by request)

4.The Long Way Around

5.Love Needs A Heart

6.Looking East

7.Late For The Sky

8.Here Come Those Tears Against

9.Never Stop

10.These Days

11.Before The Deluge

(by request)

[Set2]

12.Something Fine

13.The Naked Ride Home

14.I'm Alive

15.Linda Paloma

(by request)

16.Somebody's Baby

(by request)

17.Doctor My Eyes

18.Boulevard

19.That Girl Could Sing

(by request)

20.In The Shape Of A Heart

21.The Pretender

22.Running On Empty

[Encore]

23.Take It Easy

(Eagles cover)

24.Our Lady Of The Well

25.The Load-Out/Stay

(Maurice Williams & The Zodiacs cover)

 

さて問題の(?)5日目、大阪ORIX劇場公演!今回の大阪公演は終わった途端に"神回"!と噂されていたのでセトリを楽しみにしてたのですが、やはりスタート曲には今公演初めてアルバム"Standing In The Breach"から"The Birds Of St.Marks"を抜擢!さらに今公演初の"Linda Paloma"!さらにさらになぜかジャクソンがあまり演りたがらない(笑)アルバム"Hold Out"から"That Girl Could Sing"だけではなく"Boulevard"まで演奏させる(?)と言う周到さw そして極め付けはもうご存知の通り公演のフィナーレを"The Load-Out/Stay"で締めると言う、結果的に"至れり尽くせり"の内容となりました。

 

★Day Six

 Oct. 24 2017 

Hiroshima Bunka Gakuen HBG Hall Hiroshima

[Set1]

1.The Birds Of St.Marks

2.Some Bridges

3.The Long Way Around

4.You Love The Thunder

5.Looking East

6.The Crow On The Cradle

(Sydney Carter cover)

7.Lives In The Barrance

8.Father On

9.These Days

10.Before The Deluge

[Set2]

11.A Child In These Hills

12.Rock Me On The Water

13.If I Could Be Anywhere

14.I'm Alive

15.I'll Do Anything 

16.Somebody's Baby

17.Doctor My Eyes

18.The Pretender

19.Running On Empty

[Encore]

20.Take It Easy

(Eagles cover)

21.Our Lady Of The Well

[Encore2]

22.The Load-Out/Stay

(Maurice Williams & The Zodiacs cover)

 

さていよいよファン待望のジャクソン・ブラウン日本公演も最終日。

スタート曲は5日目と同様アルバム"Standing In The Breach"から"The Birds Of St.Marks"!6曲目には10月4日リリースの2015年日本公演を収録したアルバム「Road East」でも話題になったあの"Sydney Carter"のカヴァーで"The Crow On The Cradle"が演奏され、又、今日本公演では初めて披露された"A Child In These Hills"、"If I Could Be Anywhere"等が演奏され、異例の2度に渡るアンコールでは大阪公演に次いで"The Load-Out/Stay"でのグランドフィナーレとなりました。

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と言う事で、夢の様な今回のジャクソン・ブラウン日本公演、全6公演のハイライトの部分をまとめてみましたが、きっとどの公演を観たファンの方も"概ね"満足出来る内容だったのではないだしょうか。。

で、なぜわざわざ"概ね"を付けたのかと言うと、ジャクソン・ブラウンと言うアーティストのライブを観て感想を述べるのは本当に難しいんですよね…。

 

理由は…

 

ジャクソンの曲は基本的にどの曲も"人によっては"名曲だと言える。

違う言い方をすれば どの曲を演奏しても多くの人を感動させる事が出来るけど、逆に言えばどの曲を演奏しなくても人によっては「あの名曲を演ってくれなかった…」と思われる(辛い)w 

要するにホテルカリフォルニアやレイラ、又はブラックマジックウーマンをやればなんとなくライブが形になると言うモノでもない (例えばですよw)。

観てる観客それぞれが様々な曲を勝手に自分にとってはこれこそが名曲だと思い込み、ひとかたならぬ"思い入れ"が有り、譲れない感情がある。

( 因みにですが、大阪の回を観た私の友人に「"Stay"聴けて良かったじゃん」と言ったら「いや俺は"Call It A Loan"が聴きたかったんだよね」と言うしw )

ホントにファンがめんどくさい(自分も含めて)ww (^^;;

 

しかし観てる側に(いつの間にか)こんな感情を持たせるアーティストって他にいるでしょうかねw ちょっと思い当たらないですよねw

 

例えば...。良い曲作りをするとか、歌が上手いとか、ギターがメチャクチャ早弾きだとかが条件でエンターテイナーと言うならばそこら辺にいくらでもいるんだと思いますが、ジャクソンのステージを観ているとホントに会場を一つにするパワーを持ってる。常にオーディエンスとコンタクトしながら気を配り、リクエストに対しても丁度良いタイミングでそれに応えて場を盛り上げる。そんな事を出来るミュージシャンは他にはいませんよね。エンターテイナーの定義がお客を喜ばせてなんぼなんだとすれば ジャクソンこそ間違いなくホンモノのエンターテイナーだと思います♪◡̈⃝︎⋆︎*

 

まあだからこそこれだけファンに愛されるジャクソンが存在する訳ですし、ライブを観て、又は他の公演のセットリストを見て一喜一憂したり嫉妬したり僻 (ひが)んだりするって現象も起こるんでしょうね ( ^ω^ )

 

で、ちょっと面白いデータを拾ってみたんですが、

 

今年全世界でこれまでに47回行った公演で一番多く演奏された方からトップ10のリストです。( )内は回数。

 

1.Take It Easy (38)

2.Running On Empty (36)

3.The Long Way Around (35)

4.The Pretender (34)

5.For Everyman (33)

    Doctor My Eyes(33)

7.These Days(32)

8.Your Bright Baby Blues (30)

9.Before The Deluge (26)

10.I'm Alive (24)

 

で。その他日本に於いて人気があった(主観ですが)ところでは、

"Looking East"が17回。

"Fountain Of Sorrow"が11回。

今回の日本公演では東京の3日目のみに演奏された"Warren Zevon cover"の"Carmelita"が8回。

"Call It A Loan"も8回。

今回大阪のみで演奏された"Boulevard"が6回。

"The Allman Brothers Band cover"の"Melissa"が4回。

"The Load-Out/Stay"が3回。

"Linda Paloma"が2回。

東京公演の3日目に演奏されたものの、過去5年間演奏されていなかったと言う"Culver Moon"は流石の1回でした。

 

まあほぼ今回の日本公演でのセットリストと合致する内容ではあるんですが、ちょっと不思議じゃありません?

商業的には最も成功したアルバム"Hold Out"からのセットリスト入りって言うのが余りにも少ない。。

まあ"Call It A Loan"はリクエストされれば"仕方なく(?)"演るけど"Hold On Hold Out"なんかは絶対に演らないw 私の観た10/17,19の会場でも結構リクエストが有りましたけどね。

まあちょっと過去の映像等を調べてみた結果"Hold On Hold Out"って てっきりジャクソンがピアノを弾き語りしてるのかと思ったらギターも持たず、ただ普通のシンガーの様にステージの中央に立ってマイクを持って歌ってるんですねw なのできっと今の彼のライブのスタイルに合わないんで演らないんじゃないでしょうかね。と言う結論に達しました。

 

それでも今回の大阪公演の様に"Boulevard"や"That Girl Could Sing"を演らせてしまうファンの押しの強さと情熱は大したものだと思いましたw

しかも最終的に"The Load-Out/Stay"を聴くまでは帰らない(帰さない?)と言う執念w でもそこまで思われたらジャクソンにしても本当にアーティスト冥利に尽き、根負けたんじゃないですかね (*_*)

 

別に会場ごとの内容に甲乙を付けるつもりは有りませんが、それでも敢えて言わせて貰えば、演奏された曲数(なんと25曲!)、演奏時間、演奏曲のレア度、サプライズ性、アンコールに応えて貰った回数などなど どれをとっても大阪公演を盛り上げたファンの方々に拍手を送らざるを得ません。「俺も次に来日した際には大阪でチケット取ろうかなw 」と思う程の内容でした!

もしかしたら大阪のファンの方達なら次回こそ"Hold On Hold Out"の壁を突破出来るかも知れませんしね^^

 

どちらにせよ、どの回を観た皆さんも 思わぬ台風が襲来したりと色々ありましたけどホントにご苦労様でした!拍手!お疲れさまでしたぁ!*\(^o^)/*パチパチパチ!!!

 

因みにですが既に帰国したジャクソンの今後のスケジュールも明らかになってます。

年内はカリフォルニア州はカーメル、"CARMEL-BY-THE-SEA,Sunset Center"で11月14日に行われるライブに"ドリームバンド"の番頭、グレッグ・リーズと2人のみで出演する様です♪

こちらのチケットはまだ余裕がある様なので興味とお金と暇のある方は是非!w(^-^)/

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年内のコンサートはこのカーメルのみで終了らしいですが、年明けはまた1月6日から開始でジョージア州オーガスタ、1月7日にはフロリダ州のジャクソンビル。さらに1月11日~1月15日はジャマイカでのコンサートが予定されているようです。

また1月29日からオーストラリアのバイロンベイで始まる"Byron Bay Bluesfest"にも今回来日した"ドリームバンド"のメンバー達と出演するみたいですよ♪(^-^)/

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相変わらず精力的に活動を続けているジャクソンですが、もう決して若い訳ではないので くれぐれも身体には気を付けて、そしてまた近いウチに日本に戻って来て欲しいものですね~♪( ´▽`)

 

それではまた♪ \( ¨̮ )/

ロード・イースト -ライヴ・フロム・ジャパン-

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Twitter Account:http//:twitter.com/shibayanhatena byしばやん 

 

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