あれから41年目の"Hotel California 40th. Anniversary Expanded Edition"
こんにちは♪(^-^)/
早いものでもう師走ですね。今年も残すところもう1ヶ月かぁ…。
ところで早いと言えば11月24日に『Hotel California 40th. Anniversary Expanded Edition』がリリースされました。
オリジナルの『Hotel California』が発売されたのが1976年の12月8日の事だから正確に言うと41年前。私は当時17歳の高校2年生!ホントにアッと言う間の41年だったなぁ…。
で、若い人の為に当時の出来事をちょっと説明すると
⚫︎モントリオール五輪開催(だっけ?)。
格闘技戦(凄く期待してたのに全然つまらなかった)。
⚫︎子門真人の"およげ!たいやきくん"やダニエル・ブーンの"ビューティフルサンデー"が大流行(この"たいやきくん"の売り上げ記録ってまだ破られてないんでしょ?)
あ、皆んな大好き東急ハンズが出来たのもこの年でした♪😃
そして何より、今でも発刊し続ける雑誌の"POPEYE"が"平凡出版"(現在のマガジンハウス)から発刊されたのが同年の6月の事。創刊号でいきなりアメリカの西海岸カルチャーを紹介され、若者の頭が一気に「海外だアメリカだカリフォルニアだぁ!୧⍢⃝︎୨🇺🇸」って方向に向いた矢先の『Hotel California』のリリースだったわけです😄
もうとにかくこの年に起きた出来事の衝撃度は、自分的に、とりわけ『Hotel California』のリリースと"POPEYE"の発刊は凄かった。。
なんと言うか 日々渋谷を根城にたむろしていた不良少年の喉元に"カリフォルニア"って言うキーワードを突きつけ、更生に向かわせるパワーを持っていました。とりあえず「俺はカリフォルニアに行くんだーっ!」みたいなw
なんだか可笑しな話ですがホントに。。
とは言え、当時はまだ高校生…。
為替だって$1が300円を挟んだ200円代後半の時代。。
今ならハワイにでも行って「ナイキのスニーカー$100だから約1万円で買いましたぁ!」なんだろうけど、なんたって$100は3万円の時代ですから(しかもクレジットカードも無いし 海外持ち出しの現金も制限されてたし…。因みにトラベラーズチェックなんて知ってますか?)w なす術も無し😂
結局それから約4年の歳月が経過した21歳の時でした…。
初めて見る『Hotel California』のジャケ写にもなった"ビバリーヒルズホテル"を眺めつつ聴いた"Hotel California"…😭
夜中にドライブしながらLAのダウンタウン界隈に迷い込み いつホールドアップされるかとヒヤヒヤしながら聴いた"One Of These Night"…😂
PCH(Pacific Coast Highway)をLAから南へクルージングしながら「YEEHAW!!!」な気分で聴いた"New Kid In Town"や"Take It Easy"…。
やっと長年抱きつずけていたイメージと現実が結びついた瞬間でした...。
まあ人それぞれ色々な思い入れがあるんだと思いますが、イーグルス、特に『Hotel California』と言うのは自分にとってはそれだけ特別なアルバムであった訳です(´-`).。oO(🇺🇸)
さて、前置きが長くなりましたがその『Hotel California 40th. Anniversary Expanded Edition』を聴いてみました。と言うよりブログを書くにあたって何回か聴いてるウチに結構心地良くて20回ぐらいw😅
で、思ったんですがレコーディングクオリティが凄く良いですねぇ♪(๑˘◡˘๑)
既にリリースされてる『Eagles Live』は個人的にはイマイチだったのですがこのアルバムは凄く良い!
それに…いまさらながらだけど、イーグルス ってこんなに演奏が上手かったんだっけ?と思ってしまいました😅
なんかブルーズ系ばかり聴いているとスタジオ録音のオリジナル音源とライブはかなりアレンジが変わるのが当たり前なので、例えばエリック・クラプトンの"様な"ブルーズ系ミュージシャンのライブを何日か続けて観てみると、
初日はまあまあ😐
二日目はなんじゃ今日は😱
三日目は素晴らしい!😍👍🏼
みたいに出来にかなり波があるんですが、イーグルスの今回のアルバムは、過去の曲はオリジナルを崩さない様に更にブラッシュアップして! 新しい曲に関しては出来るだけオリジナルに忠実に("New Kid in Town"なんて殆どオリジナルと変わらないですからねw)丁寧に演奏してるのが凄く良く分かります♪
まあそう言うジャンルなんだと言ってしまえばそれまでですが、それにしても素晴らしい出来映えです♪
[4K] The Eagles - "Hotel California" Live At the Capital Center (1977)
以前何かの雑誌でグレン・フライのインタビューを読んだのですが、「ライブの前は何があっても絶対にリハーサル通りに演奏出来る様になるまで凄い時間をかけて練習するんだ」って言うのを読んだ事があります。やっぱり相当努力してるって事ですね。
ところでこのアルバム、何回か聴いてて解ったんですが、なんだか"Hotel California"や"New Kid In Town"ではあんまりオーディエンスが盛り上がってない(反応してないw)な~…と思ったら、要するにこれは1976年の8月8日のデンバーで"One Of These Night Tour"が終了してたった2ヶ月後の10月14日からサンディエゴで始まった"Hotel California Tour"(おそらくこの日がこのロック史に残る名盤、名曲を初披露した日だと思われます)を収めた音源で、収録回の10月20日から3日間行った"The Forum"公演ではまだアルバム『Hotel California』はあんまり(殆ど?)認知されてないんですね。と言うかそれも当たり前でアルバム発売前にそのタイトル名を冠したライブツアーを初めてしまうと言う 極めて珍しいプロモーション方法だったわけです。なので当然観客達はこのアルバムが後に世界中を席巻する様になるなんて事を知らないし、おそらく演奏してる本人達もあんなに凄い事になるとは予想もしてなかったでしょうねw😄
しかしこのアルバムを聴けば聴くほどホントにこの場に居なかったのが悔やまれてならないです。。
モチロン同年の2月に行われた"One Of These Night Tour"武道館公演は観てるんですが、やっぱり"Hotel California Tour"は観たかった…。と言うのは"Hotel California Tour"は日本では行われず、実際に"Hotel California"をナマで聴けたのは1979年夏の"The Long Run Tour"だったわけですから。。
まさか1969年の"Wood Stock"を観たかったなんて事は言わないんですが、あと5年早く生まれてれば絶対に観に行ってた自信があるなあ♪ でもだとすると今63歳か…。それもちょっとイヤだけどww😅
まあ昔は海外での出来事と言うと殆どが事後報告の様なもので、今みたいに来年の7月にエリック・クラプトンがロンドンのハイドパークでライブを演るよ~。なんて情報も皆無だった訳ですが、現在はちょっとツイッターでも開けばそんな情報はいくらでも溢れてるし、為替だって昔みたいに暴力的なレートではないので、情熱のある若い方々(自分はもうちょっとそこまでの情熱はありませんがw)は後で後悔せぬ様、是非歴史の目撃者になって欲しいと思います♪😄
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